オクラのネバネバ、βカロテン豊富で抗酸化作用に効果的
みなさん、オクラを食べてますか?
オクラのネバネバにはたくさんの栄養が含まれているんですよ!
なぜネバネバになるのか?
ネバネバの元になっているのは、食物繊維の仲間である「ペクチン」と、たんぱく質の仲間である「ムチン」といいう成分です。
この二つの成分が腸の働きを整え、胃の粘膜を保護してくれます!
食物繊維の一つであり、ペクチンの主な働きはコレステロール値を抑えてくれることです。食物繊維が不足するとコレステロール値が上がってしまいます。
そのほかの効果として、血糖値の上昇を抑える・便秘、下痢を解消する・疲労を回復するなどがあります。
ムチン
糖とたんぱく質が結合してできた多糖類の一種。胃の粘膜を保護する働きがあり、肝臓や腎臓の機能を高める作用もあります。
そのほかにも、細胞を活性化し、老化の防止に役立つ・消化を促す作用もあり、便秘を改善・タンパク質を無駄なく活用させスタミナの増強に効果などがあります
βカロテンも豊富
βカロテンは体内でビタミンAにかわり、免疫力低下で発症する病気を抑える効能があり風邪予防に効果的です。
そのほかにもβカロテンにはたくさんの効果があります。
詳しくはβカロテンを多く含む食材として紹介した下の記事を読んでみてください。
おいしいオクラの選び方
1、うぶ毛が多いもの
表面にうぶ毛がびっしり生えていて、さやの先がピンとしてまっすぐなものを選んでください。
2、鮮やかな緑色で、大きすぎないもの
新鮮なものは鮮やかな濃い緑色をしています。大きくなり過ぎていると身が固く種の存在感がありすぎてしまいます。
3、ヘタの切り口がみずみずしく、茶色くなっていないもの
栄養素を壊さない下処理法!
オクラの栄養素の代表、ネバネバ成分の「ムチン」は熱に弱いという性質を持っていて加熱しすぎてしまうと、タンパク質分解酵素のネバネバが少なくなってしまいます。
オクラは生で食べるのがベストで、もしくは油で揚げるのがいいです。水に溶けてしまわないようにすれば問題なしですが、やはり食べるなら生のままがムチンの栄養をのこすことができます。一方でオクラに含まれているβカロテン(βカロチン)は油と一緒に加熱することで吸収率が上がります。
「生ではちょっとなぁー」という方には電子レンジで加熱するのもいいと思います。茹でるよりも栄養の損失が抑えられます。
最後に食べ過ぎにはご注意!
オクラを食べ過ぎてしまうと便秘改善を通り越して逆に食物繊維の過多により下痢になってしまいます。そんなに注意すべきでもないですが、目安としては一日3本くらいが良いとさらています。